2017年9月25日午後7時7分
浜崎満、脳腫瘍のため83歳にて逝去致しました。

33年間共に喜怒哀楽を背負い過ごしました舞台生活の日々、只只芝居一筋の人生に安らかに幕を降ろし、棺の中に在っても決して俳優としての存在感を忘れることなく静かに永眠致しました。

永い間に渡ります皆様方のご厚情に対しまして、心より心より深く御礼申し上げます。

つきましては、今春、4月29日(日)午後2時より 劇団葬 浜崎満 を偲ぶ会、4月より6月までセザンヌアトリエ公演にて浜崎満 追悼公演(プロポーズ、蜘蛛の糸、羅生門、浜崎 存命中公演作品)を執り行います。
ご出席、ご観劇いただけましたら大変有り難く嬉しく存じます。

2018年 春 


二人だけの劇場 セザンヌ
     喪主 遠藤 久仁子


4月29日(日)劇団葬 浜崎満 を偲ぶ会 及び 追悼公演 のページへ

 
 
4月29日 浜崎満 偲ぶ会 ごあいさつ
   二人だけの劇場セザンヌ
遠藤久仁子

  本日は二人だけの劇場 セザンヌ 浜崎満 偲ぶ会 にご参列いただき心より御礼申し上げます。また永年に渡ります皆様方のご厚情、重ねて心より深く御礼申し上げます。
 昨年の9月25日、5年前より患っておりました脳腫瘍のため、浜崎満、只々芝居一筋の人生に安らかに幕を降ろしました。
芝居以外、何もできない方でしたので、私の家族、浜崎さんの家族の方々には多大の迷惑をかけました、現在では許されない事ですが・・・。 特に私の娘、遠藤博圭は18才の時よりスタッフとして私共の活動を陰で支えてくれました。浜崎に代わり、ここに再度、永年私共を支えて下さいました皆様方、そして私の家族、浜崎さんのご家族、妹様、遠藤博圭、照明 片浦正和様、スタッフの皆様、劇団関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
 又これ程、自分の人生を芝居に捧げた人は稀有であると考えております。関西ではテレビ等においての出演の多い浜崎でございましたが、それら総てを断念し、モノローグドラマ「審判」に向った浜崎の日常は狂気そのものでございましたが、それは東京に比べ仕事の少ない関西に生きる俳優の誇りであり意地でございました。そして浜崎の芝居に対する激しい情熱、日々稽古に励む真摯さは、共に同志として33年間苦楽を共にした私の中に確実に芽吹き、現在に至っております。今後も浜崎の芝居に対する情熱、稽古に励む真摯さを大切に守り歩み続けて参ります。
 今後も私共の活動をお見守り下さいますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 モノローグドラマ
バリーコリンズ作「審判」より

             2017年10月20日 京都新聞

森鴎外 作「高瀬舟」より