二人だけの劇場 セザンヌ 春アトリエ公演 

2019年 春アトリエ公演のご案内で御座います。

ご来場、関係者一同心よりお待ち致しております。
 



― 2019年春アトリエ公演日程 ―


4/27(土)pm1:00~ / pm5:00~
4/28(日)pm3:00~

5/25(土) pm1:00~ / pm5:00~
5/26(日) pm3:00~

6/29(土) pm1:00~ / pm5:00~
追悼 若狭文学会 山本和夫先生、吉井多美子様
6/30(日) pm3:00~


*土曜日はpm1:00、pm5:00の2回公演、日曜日はpm3:00の1回公演
(開場30分前、各25名、上演時間90分(休憩含))




公演作品日程予定

April;4月
27(sat) pm1:00~ 27(sat) pm5:00~ 28(sat) pm3:00~

 とうてらお 作「ユル族のふたり」
            ;遠藤久仁子・山口顕
 サン=テグジュペリ 作「星の王子さま」より
                      ;アニー


 とうてらお 作「ユル族のふたり」
            ;遠藤久仁子・とうてらお
 日本昔話より「七夕さま」;大西甫美
 自作 シャンソン曲詩、他;寺田悦二


 とうてらお 作「ユル族のふたり」
            ;遠藤久仁子・矢木雅人
 サン=テグジュペリ 作「星の王子さま」より
                    ;江指由起代
 斎藤隆介 作「ベロ出しチョンマ」;アンディ菅野
May;5月
254(sat) pm1:00~ 25(sat) pm5:00~ 26(sat) pm3:00~

 とうてらお 作「ユル族のふたり」
            ;遠藤久仁子・塩見順一
 太宰治 作「待つ」 ;田中薫


 とうてらお 作「ユル族のふたり」
            ;遠藤久仁子・塩見順一
 太宰治 作「待つ」 ;田中薫
 自作 シャンソン曲詩、他;寺田悦二

 とうてらお 作「ユル族のふたり」
            ;遠藤久仁子・新井安子
 サン=テグジュペリ 作「星の王子さま」より
                    ;江指由起代

June;6月
29(sat) pm1:00~ 29(sat) pm5:00~ 30(sat) pm3:00~

 とうてらお 作「ユル族のふたり」
            ;遠藤久仁子・溝江拓斗
 サン=テグジュペリ 作「星の王子さま」より
                      ;アニー
 ヴァイオリン演奏;小西淳子

 とうてらお 作「ユル族のふたり」
            ;遠藤久仁子・溝江拓斗
 自作 シャンソン曲詩、他;寺田悦二
 ヴァイオリン演奏;小西淳子

 とうてらお 作「ユル族のふたり」
            ;遠藤久仁子・新井安子
 サン=テグジュペリ 作「星の王子さま」より
                    ;山口顕

チラシPDFデーターです 12
よろしくお願い致します




作品「ユル族のふたり」の紹介です。
作者 とうてらお氏からお言葉をいただいております。

決して得意でない世渡りで、どれほどの気配りを重ねてきただろうかと思わせる指導者と
才能が確かにあるだろうに控えめな若い俳優たちが狭いスタジオで躍動している。よけいなことだろうが、
もっと広い場でもっと陽のあたるところでと願ってこの作品を彼らに捧げる。

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降って湧いてきたような作品だからテーマは何かと考えると答がない。生命賛歌だろうか。
この物語の主人公は原始の恋人たちだが、物語最後に奇蹟をもたらすのは森の人ウシロである。
彼は森の仲間である鹿が狩猟によって命うばわれることで慟哭する。
そんな彼に従って辺り全ての獣たちが示威行進することで幕は閉じられる。

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あらすじ

大昔。日本に縄文という時代があって1万年以上もつづいたといいます。
人びとは木の実や川魚をとって分け合って暮らしていました。
木の実や魚には限りがありますから乏しくなったら土地に見切りをつけて家族や部族ごと新たな地に向けて旅立っていきました。
隣の地にいる部族と一つの森をめぐって争いになることがあったかもしれません。
争いがあり、人と人とが戦ったという形跡は残っていません。
残っているのはある部族とまた別の部族が共にお祭りをしたのではないかという遺跡です。
争いごとがあれば人びとは共に祭りをし、話し合いで解決するという方法を選んでいたようです。
そうして1万年以上を経て、この国に、海を越えた地で発達した文明をもった人びとが渡ってきました。
昔からの人は海の向こうの人との交流で文明というものを学ぶことになりました。
米づくりが始まり、人びとが一つの土地に定住することがあたりまえになり、弥生という新しい時代が始まりました。
石の道具が鉄の道具に変わり、最初は獣を獲るためのものだった武器も石から鉄になり、とうとう人を殺める武器へと変わっていきました。
戦争というものが始まりました。
米づくりは生産物を蓄えることを人に教え、人びとのなかに物をたくさん持つ人と物を持たない人とがうまれました。
富の蓄積が始まり、財産というものがうまれました。
富の多くは武器の力でもたらされました。
縄文から弥生へ、弥生から古墳時代へと歴史はめまぐるしく動き初め、戦争がひんぱんに起こるようになりました。
このころ、ユルという昔からの暮らしぶりをまもっている部族がありました。
ユルみことソロンという若い夫婦がリーダーとして豊かで平和な暮らしをつづけていました。
豊かというのは木の実が豊富な森、たくさんの魚がとれる川があり、人間のために犠牲になってくれる鹿や猪がいたということです。
そのころ遙か西の方からやってきた人びとが海の向こうから来た人びとと共にヤマトというクニをつくり、兵士集団にまもられた女王をたてました。
女王ヒミコの誕生です。
ヤマトとユルたち先住民のたたかいが始まります。
ヤマトは辺り一帯を女王に従わせようと先住民に武力で挑みます。
ユルたち先住民は知恵をつくし、団結してヤマトとたたかって勝利します。
ヤマトの側にヒミコにさからって叛乱した兵士たちがカミノクニ兵士団をつくり、ユルたちと共同して女王ヒミコと対決します。
先住民とカミノクニ兵士団はヤマトと三度たたかって三度とも勝利します。
ヒミコはカミノクニ兵士団とユルたち先住民との連合に危機感を抱き、
武力では勝てないかもしれないとユルみこに呪術合戦で勝ち負けを決めようともちかけます。
祈る人としてのヒミコとユルみこのどちらに霊力があるか、どんな奇蹟を起こすことができるかを確かめようというのです。
戦を避けたいユルみこはヒミコとの呪術合戦に挑みます。
物資を豊かに蓄えているヤマトの女王と祈るしか手立てがないユルみこが対決します。
呪術合戦によって勝敗が決せられる。
ヤマトのミヤコ近くの広い広い草原に辺り一帯の人びとが集まってきました。

・・・・・・

「ユル族のふたり」この度の主な登場人物

 ユルみこ
ユルの「祈る人」。伴侶ソロンと二人でユルとユルと同じ言葉を話す人びとの「こころ」となってヤマトとたたかう。

ソロン
ユルではないがユルの「目の人」としてユルみこと共にヤマトとたたかう先頭に立つ。

女王ヒミコ
大きな島の地でのクダとシラとの争いに決着をつけ、二つのクニの兵士たちを併せてヤマトというクニをつくる。
予知能力や先見性が優れて、ヤマトの「祈る人」として多くの人びとを支配下におく。
ユルとユルと同じに言葉を話す人びとと統合して強大なヤマトをつくろうとしている。

ウシロ
「森の人」として獣や犬に慕われる。森で知り合ったヤマトの兵士たちと交流深める。
ヤマトがユルを攻撃しようとした時数百匹の犬を率いてヤマトを敗北させる。

カレイ
「歌う人」。ヤマトクダサカムラの、負傷した兵士ソニをウシロと二人で助けてユルで看病する。そのことがヤマトのユル攻撃の発端となる。

イサム
ソロンの父親、ムラ連合の一人として、呪術合戦のヒミコの企みをさぐるため、古墳に入る。

クモの一族
海の向こうからやって来たクダの兵士を追われてユルにやって来た一族。故郷に戻っていくとき、
ユルと「もっとも苦しいときに力を合わせよう」と約束するが、ヤマト国のとらわれの身となる人々。

ジン
クモの一族の頭領

マオミ
海の向こうのクニ、クダからユルたちが住む地にやってきたクダの兵士。後、ヤマトというクニができてからはヤマトの兵士。
森の人ウシロに食料をわけてもらったことからユルの平和な暮らしに心奪われるようになり、
ここはカミノクニと思うようになる。友人、ジュン・コウと共にカミノクニ兵士団を結成してヤマトに刃向かいユルを助ける。


 
2018年度のアトリエ公演チラシです




映画作家 高林陽一 七回忌追悼上映会のご案内

● 於;セザンヌアトリエ
● 日時;2018年7月14日(土)・15日(日)・16日(月・祝)
● 入場料;1作品 1000円、一日通し券 2000円
● 上映作品&スケジュール
   14日(土) 15日(日)  16日(月・祝) 
am 10:00 ~  愛なくして  愛なくして  もうひとりの女
pm 12:00 ~  涯てへの旅  涯てへの旅  涯てへの旅
pm 1:40 ~  ベンチのある風景  春狂う  虚空の淵で
pm 3:10 ~  愛なくして  愛なくして  愛なくして
pm 5:00 ~  涯てへの旅  涯てへの旅  涯てへの旅
 *15日(日)pm5:00~「涯への旅」上映後、
    としおかたかお監督、秋吉弘文助監督によるトーク有ります。


・ 二人だけの劇場セザンヌ;製作/高林陽一;監督 映画「愛なくして」2003年(82分)
  2005年山路ふみ子映画功労賞:高林陽一 監督
・ 高林陽一プロダクション;製作/高林陽一;監督・脚本「涯てへの旅」2007年(72分)
  モナコ国際映画祭3賞受賞;
  ベストディレクター賞 高林陽一、ベストニューカマー賞 遠藤久仁子、
  ベストナレーション賞 作品全体
・ 高林陽一プロダクション;製作/高林陽一;監督・脚本「ベンチのある風景」2006年(51分)
  京都映画祭参加
・ 高林陽一 監督・脚本「もうひとりの女」2008年作品(72分)
・       〃      「春狂う」2010年作品(61分)
・       〃      「虚空の淵で」2011年作品(50分)(監督最晩年の作品)

 
 映画作品のページです

ご来場心よりお待ち致しております


 2017年春・秋アトリエ公演 
 



 

公演風景PHOTO
2016年秋 二人だけの劇場セザンヌ
モリエール作「町人貴族」
35周年記念公演、ご来場.ご協力有難うございました。
パンフレットです。
ご覧いただけましたら幸いです。

2016-panhu.pdf へのリンク

 
 
 
◆ [京都新聞「凡語」2011年11月24日掲載] ◆

 京都市南区東九条、本屋の2階。小説や詩集が並ぶ部屋が稽古場兼劇場だ。照明が落ちて一人芝居「花の氷柱」が始まった。女優遠藤久仁子さん(57)が、戦後を生きたある女性の半生を語り出す。
 口べらしのような結婚。働き、子を養い、焼け跡に家を建てた喜び…。役を生きる遠藤さんの力ある声に引き込まれ、往来の音が遠くなる。今秋、創立30周年を迎えた劇団「二人だけの劇場セザンヌ」の記念公演を見た。
 遠藤さんは19歳で、演劇を志して京都に来た。俳優浜崎満さん(77)と旗揚げた劇団は、円山公園での無料公演を柱に据えた。役者は演じる意志さえあれば場所を問わず、客も気軽に文化に触れてほしいとの願いからだ。
 九州の炭鉱の民話を基にした「ひとくわぼり」の地方巡演や寺の本堂での子どもに贈る芝居を地道に続けた。「蜘蛛(くも)の糸」「ベロ出しチョンマ」など有名作に加え、隠れた短編も発掘して演じた。
 簡素なセット。だが、言葉を大切にした舞台に心打たれた人は多い。苦しみや愚かさを背負いつつ、幸せを願わずにはおれぬ。そんな人間の業を演じたい。劇団員の死などを越え、セザンヌは31年目の日々を歩み始めた。
 公演「花の氷柱」は25~27日、12月23~25日も上演される。遠藤さんのせりふを通じて、観客は世代を超え、登場人物に自分を重ねるだろう。「二人だけ…」の劇団名には「役者と観客。わたしとあなた」の意味が込められている。