芥川龍之介作:魔術
雨の降る晩、とある洋館を訪ねた「私」は不思議な「魔術」を目の当たりにする。
男性版に曽我部氏、女性版に江指女史の実力派2名により、それぞれタッチの異なる作品をお楽しみください。
芥川龍之介作:蜜柑
何気ない日々に、一つの色が放り込まれたとき、私達は何を感じることが出来るだろう、何を考えることが出来るだろう。
王朝物と呼ばれる古典を原典としたものを得意とした芥川が、現代もの、それも、日常の一幕を繊細に描いた作品。
個性豊かな演者3名による、それぞれの「蜜柑」をお楽しみください。
花岡大学作:星月夜
孫と祖父の心温まる絶妙な関係が私たちに郷愁を誘う。
飾らない朗読で綴られる物語に思いを馳せてもらえれば幸いです。
小泉八雲集より
生と死の不可思議な境界が古典的な世界観で鮮やかに描かれる。
今江氏の朗読劇による、躍動感ある作品展開が、奥深い八雲の世界へと誘います。
芥川龍之介作:羅生門
雨の降る荒れ果てた羅生門で、男は一人の老婆と出会うが…誰しもが知っている物語、しかし、男は老婆の先に何を見たのか?
誰しもが知っている作品だからこそ、演者によってその先に感じられるモノの違いが面白い。
再発見の面白みを、是非ご堪能ください。
高村光太郎作:僕等 他
今年、 NHKの歴史番組でも取り上げられた高村光太郎、当劇団の若手研究生が現代の若者の感性で、彼の作品を朗読します。
戦前・戦中・戦後と、豹変する社会要望の中でも、常に第一線に立ち続けたからこそ、抱いてしまう高村のイメージを現代人はどう捉えるのか、
お楽しみください。
宮沢賢治作:銀河鉄道の夜
皆さんおなじみの銀河鉄道の夜を、急成長の注目株、新納女史が演じます。
丁寧に、メリハリの効いた演技で、宮沢の世界が立体的に躍動します。
思わず引き込まれていく面白さを、体感ください。
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